オリンピック(世代交代)
コロナ禍での東京オリンピック開催!! TVでは金メダルを獲得!予選敗退!と連日報道で賑わっています。 「世界大会優勝!など実績あるメダル確実のはずの選手がまさかの予選敗退!!」とあるかと思うと,かたや「新星現る!十代初出場で金メダル!!」などと様々な形のその結果です。全く予測のつかないものもあれば、おおよそ予想通りメダルを奪取できた種目もあるのが多く見えるのが今回のオリンピックの現状です。
波乱と順当!スポーツの真剣勝負の世界では、その力量の差は大きくは無いと思えます。きっと、勝負の全ては元々持ったポテンシャルをいかに出し切るか否かで勝敗に大きく影響するのでしょう。私にはそう思えてなりません。「心技体」という言葉がありますが、勝敗でのメンタルの部分は、やはり無視できない大きな要素であることに違いないでしょう。
今回、多くの金を間違いなく取るだろうと期待された選手が、あえなく予選で敗退した事実はきっとこの「期待」という魔物にやられてしまったのではないでしょうか?
逆にこれまで名前すら知らなかった選手がいきなりは初出場で金メダルを取っていることも多かったと思われるのは、もちろん、もともと持ったポテンシャルも大きいですが、この「期待」という魔物が存在しない「心の状況」が少なからずあったのではないかと思われます。
自分の境遇?環境と比較する訳ではありませんが、コロナ禍でのオリンピックの開催その意味や意義性や、その他を議論しても十人十色様々でありましょうから、あえてここでは触れませんが、その結果からいろいろな事や人間模様を感じさせられます。
何より感じますのが世代交代です。これまでその種目を引っ張て来た中心的な第一人者が、実力・実績から、金メダル間違いなしと多くの人が信じていたのに、何を間違ったか、なんでもないところでコケル! これは油断?運命?、何故か?原因は分析しても様々で解読不能で難しいことですね。勝つべく血のにじむような努力を重ね、立ち向かった選手達を称えるべきであることは言うまでもありませんが、運命というものは冷酷な一面も持ち合わせているんですね!
でも、実力者に対し、私たち世間の目はこれまでの勝ち続けた姿や第一人者のイメージが強く焼き付けられているもので、それは大きな信頼感だったのですが、それがもろくも崩れ去る瞬間もあるのです。方や、彗星のように現れた新人はイメージはないので私たちの目からは若干頼りないのですが、実は、すでに実力は十二分にトップクラスということもあるはずです。これからがスタートで「期待という魔物」との戦いが、今後これから待っているのではないでしょうか!
「盛者必衰」という言葉がありますが、必ずしも全てに当てはまらずですが、人の運命というものは残酷なことも事実あります。私は人として「真摯に努力したものは必ずや報われる」と信じたい!結果がそうでなくても何らかの形で努力したものに返ってくるというのが、当然、この人間界の自然の真理と思いたいものです。私たちは一人一人の経過と結果の姿に感動を得るもので、その感動は勝った姿だけに与えられるものでは無いということを多く知るべきと感じますが、皆様はいかがですか?
~takaG~