愛犬の死
愛犬が亡くなりました。私には、突然のことでした。妻曰く「3月が来たら丁度15歳だったのに!」と落胆の表情を隠せません。
娘と家内は2~3日前からその表情・行動・食欲から異変に気付いていたようで、私にもおかしい様子を、少し語ってくれてはいた
のですが、まさかこんなに急に逝ってしまうとは思っていなかったのかも知れません。
前日、食欲が無いのでトリミングと合わせて症状を診てもらおうと、かかりつけの動物病院に電話を入れたが当日は予約が一杯
で、受付ができなかったようで、亡くなった翌日の午後に予約を取っていたようです。まあ、おそらく病院で処置をして頂いても回復して延命することはなかったでしょう!
かえって苦しい時間を延ばすだけだったんではないかと想います。
家族全員が、まさかこれほど急に逝ってしまうなんて想像もしていませんでした。当日、私は仕事でしたし、娘も家内も早いうちから、それぞれ予定を入れていて、二人とも心配して出かけ前に様子を看たようですが、苦しそうには見えたが、予定をキャンセルするほど悪い状態には見えず「帰って車まで頑張って!」と声がけして出かけて行ったようです。妻は用件を済ませてから午後病院に連れて行こうと考えていたようでしたが、本当に予想外の急逝だった訳です。
いつのころからか、愛犬は2階に住まわせるようになっておりました。さすがに自分で階段を降りることは出来なかったので、我々が上がって世話をしていたのですが、私はここ10日間ほど2階にもあがらず、階段の上からヒョコっと顔を出すこの子に手を振って「お母さん(妻)が面倒みるからね!」って声掛けする程度で、まともに相手すらしてなかったんです。
よって最近は、直接触れることなく、ここ最近顔もまじ、まじと見たこともなかったのが事実です。本当に悔やまれるとことです。
娘が中学生のころ、一時元気がなかった頃があり、そのころ柴雑種犬を玄関外で飼ってはいたのですが、何気なく「こんな犬が欲しいなあ!」の一言から、もう1匹を決断!私が知り合いのブリーダーから購入してきたのがこのミニチュアダックスだったんです。
1歳になった頃連れてきたのですが、コロコロ「まり」のようにそれは、それは、かわいい頃でしたから、家族全員で取り掛かりかわいがったのですが、室内犬は初めてで尿と糞の処理に戸惑ったものでした。
この子は、凛として気の利いたタイプでは無く、甘えん坊でやや「ボケっ」とした気質の子でした。躾では「お手」は出来たっけ?「まて」は出来た頃は、あったな!おしっこシートの上にはあまりうまく出来ず、悲惨な時は糞尿が部屋中あちこちにやり放題!お散布に外へ出ると立ち止まって動かなくなるのが常で、とうとうお散歩は柴雑種が亡くなると同時に辞めました。また、アトピー皮膚炎にヅ~と悩まされた生涯で、飲み薬を欠かせない子でした。脱腸になりその手術も受けました。その後、悪性腫瘍も見つかりましたが、それにも負けず生き抜いてくれていたこの頃でした。
とにかく健康元気一杯とはいいがたい生涯でしたが、おそらく、清潔好きで、必ず毎朝、毎夕2階から吠え続けます。「おしっこしたよ!」「ウンチしたよ!」始末してくれ~!」とあと「お腹がすいた~!ごはんの時間!」の二つでした!2階に上がってそのお世話をしない限りは、絶対に根性で吠え続けるのです。
心残りだらけのお別れ!ペット葬儀場は本当に丁寧に埋葬してくださいました。今は父母の祭壇横にちょこっと残すことに決めた骨壺を置かしてもらって朝夕手を合わす都度に思い出しているところです。
以前飼っていて、私のお気に入りの、これも15年ほどかわいがった超しっかり者の柴犬のランが先に逝っているので、今頃天国で一緒にめんどうを見てくれているはずです。